北海道函館市生まれ。高等小学校を卒業後、鉄道員や炭鉱員を経て、上京。作家の中河与一に師事し、「天の琴」「生きる 葦 ( あし ) 」などの小説を発表した。その後、映画「銀座 旋風児 ( マイトガイ ) 」シリーズや「東京流れ者」など多くの脚本を手がけ、1958年から放送された「月光仮面」の原作者として一躍有名になった。
週刊誌に恋愛小説を執筆しながら、作詞家としても活躍。60年の日本レコード大賞を受賞した松尾和子さんの「誰よりも君を愛す」や、森進一さんの「花と蝶」「おふくろさん」、青江三奈さんの「 恍惚 ( こうこつ ) のブルース」など、数多くのヒットを放った。
後年は政治評論も行い、機動隊の応援歌を作ったり、グリコ・森永事件で犯人の「かい人21面相」に犯行中止を呼びかけたりして話題を集めた。竹下登元首相や福田首相と交流があるなど、政財界にも広い人脈を持っていた。
また、2006年のNHK紅白歌合戦で、森さんが「おふくろさん」の本歌にない歌詞を加えて歌ったことに反発。日本音楽著作権協会に対し、「作者の意図に反する無断改変に当たる」と通知した。森さんがこの曲を歌うことを自粛するなど、著作権問題に一石を投じる騒ぎになった。
(読売新聞より)
作詞家・川内康範さん、とうとうお亡くなりになってしまいましたか。先日まで歌手・森進一の無礼にかなりご立腹なされていたことが記憶に残っています。ご冥福をお祈りいたします。
しかし、これからは森進一も大手を振って「おふくろさん」を歌える日が近づいたかもしれませんね。
ツルージャパン/やすらぎ 川内康範作品集

